近隣に専門学校や大学があり、若い学生をターゲットにしている場合、彼らが日常的に使用している「インスタグラム」は非常に有効です。実際に、ある企業ではこの手法で1年間でフォロワーを400人も増やし、来店の後押しに成功しています。

■事故物件のイメージアップ

事故物件、すなわち何らかの事故や事件が発生した物件のことです。そんな事故物件の再生ビジネスを展開している企業がいます。その企業は、インスタグラムやTikTokを活用し、物件に関わるリアルなエピソードや社長のインタビューを公開。これによって、事故物件への親しみや理解を深めるとともに、企業ブランドの魅力を高めています。

■不動産小口商品の普及

不動産小口商品は、大きな不動産を小分けにして投資可能にしたものです。一般的には、独自のメディア（オウンドメディア）での告知が主流ですが、SNSを利用することで、新たな投資家層の開拓が期待できます。実際に、SNSを利用した告知により、5300万円の投資が集まった例があります。

■外国人ターゲットのSNS広告

外国人への物件紹介も、SNS広告を通じて効果的に行えます。特に、CRM(顧客情報管理システム)を組み合わせることで、顧客の流入経路や興味を正確に把握することができ、より的確なマーケティングが可能となります。

まとめ

SNSの活用は、不動産業界においても非常に有効です。多くの企業がそれぞれの方法でSNSを活用し、成功を収めています。私たちの業界においても、SNSの活用は避けられないトレンドとなっています。私自身も、様々な物件の管理を通じて、SNSの有効性を日々感じ、入居率向上のための取り組みを続けています。皆様にとっても、SNSは新たなチャンスとなることでしょう。