検針の自動化で、コストや手間の削減に
マンション管理システムの開発・販売を手がけるネオス(福岡市)は、水道やガスの検針メーター読み取りアプリ「SNAPPY(スナッピー)」を提供しています。
スマホで撮影、自動で記録
これまで検針員が世帯ごとのメーターを読み取り、記録・報告していた検針業務を簡易化することができるアプリです。分譲マンションや賃貸住宅の管理会社に向けて訴求している。
アプリを利用する際の事前準備として、システムから部屋ごとに発行されるQRコードシールをメーターに貼り付けます。その後は、検針時にメーターをスマートフォンで撮影するだけで検針値が取得できるようになります。読み取った検針値はQRコードを通して、システム上の当該マンション・部屋番号の欄に自動的に登録されます。検針値の読み取りや登録時の人為的ミスをなくし、検針業務を効率的に実施できるようにしました。
利用料金は1メーター(1世帯)あたり月額50円(税込み)を基本とし、メーター数に応じて変わる。システム上では過去の検針値をさかのぼって確認できるほか、前月と比較して著しく値が変動した場合はアラートが表示されれます。漏水や居室内事故などの対策に役立てることも可能です。
このようなシステムの導入で、人為的なミスや読み取りの誤差が排除されるため、データの正確性と信頼性が向上します。さらに、導入時にはコストがかかるかもしれませんが、長期的には、検針担当者の人件費や移動コスト、紙ベースの記録管理コストなどが削減され、経営コストの軽減に寄与します。管理費を削減したいと考えているオーナー様は、このようなシステムを管理会社への相談材料とすることで、コスト削減につながるかもしれません。