近年、核家族化や単身世帯の増加により、ペットを家族の一員として迎える人が増えています。また、コロナ禍で家にいる時間が増えたこともペット需要の増加に大きな影響を与えています。

　そのような社会情勢の中、ペット共生型住宅が注目され始めています。禍

賃料、相場の2万円高も

　ペット共生型住宅は「ペットが喜ぶ賃貸マンション」がコンセプト。立地や設備などもペット基準で選定しているのが特徴です。大型犬の飼育も可能ですが、住居の面積によっては禁止するという条件を設けています。

　ペット向けの導入設備は物件によって異なりますが、足洗い場やリードフック、ペットの足腰に優しい滑り止め付きの床、ペットカメラなどを標準装備とします。物件によってはペットシッターが在中する店舗が併設されており、同住宅シリーズの入居者は割引価格で利用できるサービスもあります。特に入居者から好評なのは、入居者のペット写真が貼られた掲示板です。入居者同士の交流のきっかけになっているといいます。

　ペット可にすることで、賃料がエリアの相場より1万〜2万円引き上げられているという実態も明らかになりました。なかなか、満室にならない、長期間空室が目立つなどの物件をお持ちのオーナー様は、ぜひペット飼育者の利便性や快適さに目を向けてみてはいかがでしょうか？