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オーナー様向けお役立ちサービス紹介!

オーナー様向けお役立ちサービス紹介!

賃貸経営において、不動産会社に仲介・管理を委託するだけでなく、オーナー様が自ら積極的に行う方法もあります。とはいえ、入居者募集や物件の収支管理などは業務負担が大きいことも事実です。本特集では、オーナー様を対象にした賃貸経営に役立つサービスをいくつかご紹介します。

【物件の掲載代行 高齢者入居を推進】

仲介支援システムの構築を手がけるSIRE(サイアー:東京都目黒区)は、オーナー向け物件掲載サービス「ECHOES(エコーズ)」を2020年月12より展開しています。大手不動産ポータルサイト「SUUMO(スーモ)」「athome(アットホーム)」「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」を中心に、オーナー様自らが物件をサイトに掲載し、反響を確認することができるサービスです。

 オーナー様に代わり宅地建物取引事業者であるSIREが掲載代行を行うという仕組みで、オーナーは管理画面で、日ごとのサイト閲覧数の確認や掲載情報の修正が可能です。客付けは「ECHOESエージェント」として提携する仲介会社が行います。SIREは内見後の入居者の反応をヒアリングしてオーナーに共有。オーナーは、フィードバックを基に物件募集に関する戦略を練ることができます。2023年9月現在ですと、30日間の掲載費用は3,300円(税込み)です。
 

 ECHOESに登録する物件のうち、5割が高齢者の受け入れが可能な物件です。高齢者の入居受け入れが進みづらい昨今では比較的多い割合となります。ECHOESに入力することで、掲載可能なポータルサイトも4つに増やすことができます。このようなオーナー様主導で動けるサービスは、賃貸経営の大きなサポートになります。

【入居者へ直接提案 アプリも開発予定】

不動産業界向けシステムを開発するマテバ(東京都渋谷区)は、オーナー様と入居希望者をマッチングするウェブサイト「マテバ」を運営しています。オーナーが入居希望者に直接、登録物件をチャットで薦めることができるサービスです。電子契約を用いた賃貸借契約を行うことも可能。料金は1件の成約につき38,500円(税込み)です。

 今後はスマートフォンアプリを開発する予定です。1戸ごとにチャットグループをつくることができ、オーナー様と入居者のほか、管理会社や施工会社も含めたやりとりが可能になります。これにより、入居者からの問い合わせへの対応から退去手続きまでチャットで完結できるようになります。なお、写真やファイルを送信することも可能。アプリ化の重要な目的は、通知による利用の活性化です。これまでのブラウザーでの運営では、登録物件への反響の通知は登録したメールアドレスにのみ送られていたため、通知に気付きにくい点が課題となっていました。アプリでは、反響など最新の動きがわかりやすくなります。また迅速な対応が可能になり、成約率の向上にもつながります。

 ご自分の所有物件について、細かく、ほぼリアルタイムで情報を知れるサービスです。

【収支管理システム 購入・売却まで支援】

不動産オーナー向けのクラウドサービスを提供するヤモリ(東京都港区)は、賃貸住宅のクラウド型収支管理システム「大家のヤモリ」を提供しています。

 ウェブサイト上でアカウントを登録することで利用ができます。所有物件に関するデータを入力すると、自動で物件ごとのキャッシュフローや空室率、滞納状況などを表示した月次レポートを作成します。そのほか、各種契約書、管理会社から送付される月次管理明細、修繕報告書などのクラウド上での一括管理、複数の管理会社からの連絡・報告を一覧できる「メッセージセンター」など、事務作業を効率化する機能も備えています。

所有物件の収支管理にとどまらず、購入を検討する物件の30年間の損益やキャッシュフローのシミュレーション機能、融資関連資料の作成機能なども搭載。投資用物件の購入から管理、将来的な売却などの出口戦略まで、不動産投資による資産運用を総合的に支援するツールです。

 主要機能の利用は無料です(別途有料会員制サービス有り)。

【共用部の巡回清掃 1回3,300円から提供】

 空室対策のコンサルティングや清掃サービスを展開するカイロス住宅サービス(東京都大田区)は、東京23区を中心に賃貸住宅の巡回清掃サービスを行っています。

 大田区や目黒区を中心とした地域であれば、単身者向け8戸以下の物件の場合、1回あたり3,300円(税込み)で月4回の清掃を行います。基本的な清掃内容は共用部の掃き掃除や拭き掃除。ごみ捨て場・集合ポスト・共用灯の清掃や駐輪場の整理など、内覧の際に入居希望者が注視する場所の清掃や点検も併せて行います。清掃後は写真付きの作業報告書をオーナーにメールで送付。放置自転車があった際は、オーナーに報告し、必要に応じて張り紙をはじめとした注意喚起から撤去まで対応が可能です。

 物件の規模や毎月の清掃回数に応じて料金プランを設定しています。単身者向け物件のプランでは14戸までは1回あたり3,700円、ファミリー向け物件では9戸まで1回あたり3,800円(いずれも税込み)で受託。

 共用部が綺麗に保たれていると、入居者の満足度も高くなります。しかし、常に綺麗に保つことは難しいことでもあります。専門業者にお任せして、物件の清潔度を保つことも一つの選択肢になるかもしれません。

【Noblue、家具を配置し写真・動画撮影 最短で翌日に納品】

インテリアコーディネート事業を行うNoblue(ノーブルー:東京都目黒区)は、空室に家具や生活雑貨を配置し、写真や動画を撮影してデータを納品するサービス「賃貸空室対策用インテリアパック」を展開しています。

 住所や間取りなどの物件情報と併せて入居者ターゲットをヒアリングし、家具や生活雑貨を選定します。最短で翌日には明るさなどを調整した写真40~60枚と2分ほどの動画データを納品。室内だけでなく、外観や共用部の画像も提供する。撮影した動画は同社のユーチューブチャンネルに掲載され、オーナー自身のSNSなどでの2次利用が可能です。

空室対策として以外にも、新築時の入居促進や売買用の資料として利用されることが多く、料金は1件あたり165,000円(税込み)から。物件の立地や撮影内容によって料金が変わります。ホームページ作成などのオプションも用意していますので、利用の仕方は多岐にわたります。

以上、オーナー様を体操にしたサービスを5件ご紹介しました。

 どのサービスも内容だけ聞いたら便利なものには間違いありません。ですが、新しいサービスの導入には時間もコストもかかります。今、自分の所有している物件に本当に必要なことは何なのか、オーナー様は臨機応変に見極めていく必要があります。

TEL 022-341-4005 LINE